2015年2月6日金曜日

ピー竹 再びの

エンカ尺八入門者の皆さんが最初に当たる壁。
音が全然でない。

5年ほど前に「ピー竹」という、長さ20センチほどの
歌口部分を作って初心者に渡したことを思い出し。
再び作ってみた。

手で握って(どのように持ってもよい)音を出すことに専心する。
出来たらオクターブ上下とも出るようにする。

ついで、音を安定して出るように、ピー竹を上下に動かしたり
回したりして、音の変化を聞くようにする。
同じ強さで吹いたとき最大の音がする位置が見つかるはずだ。

短いので息は多くは必要としないが・・・・・・
長く続ける(ロングトーン)の練習をするとよい。

10秒続いたら、音を安定させる。
このピー竹は、ミ(E)の付近の音が出るようにしてある。
(気温などに影響が受けやすいので、Eにこだわらなくてよい)
チューニングメーターを見ながら針がふらふらしないように
音の最初から最後まで、出来るだけ長く。

今回のピー竹は、ひとつだけ手孔を開けた。これは半音高い音
が出る位置。目的は、「メリ」の練習用。
孔を閉じて「E」孔を開けても「E」(E#ではないよ)を出す練習。

短いので簡単にメリの練習が出来る。
最初はチューナーを見て、E音を確認する。
ちょっと慣れたら、全部閉じた音を耳で記憶する。
そして、手孔を開けて同じ音を吹く。
音を聞くという、尺八で(いや音楽で)一番大切なことが
習得できるようにしてある。

遊びに来れば見せますよ。

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