2015年2月16日月曜日

1尺7寸管

かなり以前に、依頼されていた1尺7寸管。
途中まで製作して、エイジング(放置して自然変形が収まるまで)して置いたのだが

1尺7寸管は、8寸管の半音上の音階を奏でるのだが、尺八主体で演奏する場合は
ほとんど使用しないであろう。
民謡や、カラオケなど歌の伴奏の場合は、半音上の音階はとても難しい演奏に
なってしまう。メリだらけ。

数本同時に製作を開始したが、音程を調律するとき何となく違和感がある。
いつも作っている8寸や6寸と半音違いというのは、何となく落ち着かないものである。

また、この7寸を依頼してくれているひとは、9寸も同時にたのまれていて、これも
エイジング状態で止まっている。

先日2尺1寸管を納品したときに、「あのーー、7寸と9寸は何時ですか」と言われた。
「それで、1尺3寸から2尺3寸まで全部OZ銘になるので嬉しいのですが」
翌日、2本分振り込んできた。困った。


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