2015年5月26日火曜日

尺八を持ってステージに乗る

ステージに上って、お客様を笑顔にしたら「勝ち」と聞きました。
なぜなら、お客様を笑顔にするためのコンサートですから。
笑顔は伝染します。出演者の笑顔はお客様に、お客様の笑顔は出演者に。

 ステージに上ると緊張して、笑顔を忘れる真面目な人が多いのです。
幕間から出るときに、「笑顔笑顔スマイルスマイル」と念仏を唱えます。
すると、「あがる」ことも忘れます。

 今日のステージは、とにかく自分が笑顔で居られたかを反省すべきです。
演奏は2の次です。

 ステージは見せるためのものですから、姿勢も行動も美しくなくてはいけません。
これらは、演奏以前に習得して置かなくてはなりません。
学習しないで自動的に出来ることは、何一つありません。
 
今日の練習が終わったら鏡を見て、真っ直ぐ立っているか、笑顔は美しいか。
ちゃんと見ましょうね。

2015年5月20日水曜日

尺八こそ世界文化遺産に

絶滅の危機に瀕しているというなら尺八もご他聞に漏れない。


いまこそ、世界文化遺産に登録したい。
そうなると、世間のミーハーも飛びつくこと必定である。


いまや世界遺産は、どんどん増えてしまい、価値がかなり
落ちてきたようだ。下手をすると世界遺産でないほうが貴重かも
しれない。

2015年5月18日月曜日

驚きの3D尺八

3D尺八を整備(近い将来は、プリントしたままで良い)して
演奏家、尺八愛好家、初心者に吹いて貰っている。

激賛とはこのことで、驚くべき「鳴り、吹きやすさ」皆さんが驚愕してくれた。

形、太さは理想の竹の形状になっているので、天然の竹より遥かに
持ちやすいし、歌口なども吹きやすいわけだ。

内径は、OZ銘であるが、3D尺八を製作はじめてから僅かに変更した。
当然竹製のOZ銘も追随させている。

長年研究開発してきたOZ銘の威力がようやく発揮できたわけだ。

4本完成したが、いつもの持論どおり、材質はそれほど問題ではなく
内径、外形が一致すれば、人間の判断できる範囲で性能は一致する
ことが証明された。

プロから初心者まで同じ意見だった。

3D尺八は、内径のパイプと外形の間は、中空(ハニカム状態)なので
驚くべき軽い。賛否両論かと思ったら、ほぼ皆さんが軽くて良いとのこと。

尺八の本体は振動して音が出るわけではないが、指に伝わる振動は
竹製より気持ちよく伝わる感じがする。

近日中にHPにアップします。

2015年5月10日日曜日

新作3D尺八

今日九州から、3D尺八の新作が届いた。


1尺8寸の3分割。
竹の根っこの形まで3Dで表現してある。
これで形は理想的。
現段階では、内径の調整に色を塗る作業が必要だが
近い将来は、鏡面にできるであろう。


根っこがロケット型も来た。
これは本当にユニークで面白く楽しい。


見に来てね。

2015年5月9日土曜日

唇の形

エンカ尺八を吹くときの、唇の形は、良い音が出ればどんな形でも
良いかというと、これはそうは行かない。


最初が肝心で、変な形をしていると、演奏中に突如音が出ないということ
が多々発生する。


唇、及び、表情は、普段の力を抜いた状態から変化してはならない。
これだけです。僅かに変化するのだが、自身では変化していないよう
な気持ちで演奏することです。


唇を横に一直線に引いたり、笑窪が出来たりするのは力の入っている
証拠です。
尺八が曲がっているのは非常に良くないので直ちに修正されたい。


ほほが膨らむのは、空気で膨らんでしまうならOK。作為的に膨らます
のはよくない。
ほほと、歯のあいだに空気が入るような状態が望ましい。


とにかく、力を抜いて、表情を変えずにふけることが肝要。

エンカ尺八呼吸法

尺八の指導者の中には、やたらと呼吸法を説く人が多い。
複式呼吸とか丹田呼吸だとか・・・・・・・・


トクトクとわけの分からない理論を始めると、うんざりしてしまう。
大抵の生徒さんは、耳にシャッターが下りてしまうであろう。


といいながら、エンカ尺八でも、聞かれれば説明しないわけには行かない。基本的には、音さえきれいに出せれば、どんな呼吸法でもよい。のです。それが出来ていれば、呼吸法もきちんと出来ていることになります。


もっと分かりやすくという人もいるので、一応書きます。


先ず、吹く前に、息を吸わないこと。
いきなり普通に、息を吐き出します。これで力が抜けて、良い音がでます。
出来る限り、長く息を吐き出します。もう出ないところから1秒吐き出します。腹に力が入ることになります。


限界まで出し切ったら、力を抜くと、一気に肺に空気がなだれ込みます。
この空気が入り込む速度は信じられないほど短時間です。
息を吸う時間よりはるかに短時間です。」


スタート地点に戻ります。曲の続く限りくりかえします。


息を吸わず、目いっぱい吐き出し、力を抜く。これだけです。