2015年4月29日水曜日

3D尺八の情況

黒田たつあき師匠の3D尺八は着々と進行している。
設計図面を3Dキャドで送ってもらうのだが、その作図には驚かされる。
それはそれは見事なもので、本物の尺八の写真より尺八らしく見える。

肝心の性能だが、これも最終的にプリンタの性能次第だが3Dプリンタで
出来ると判断される程度に、修正をすると・・・・・・・

抜群に吹きやすい尺八が出来た。

OZ銘は5孔と7孔尺八は内径を変化させているのだが、その僅かな変化も
3D尺八は再現してくれる。

現在修正を加えるところは、3Dプリンタの規模の都合上、分割印刷された
部品を接合する。接合面接着剤のはみ出しなどを取り、平滑にする。
また、3Dプリンタは方式にも寄るが現在は、積層形なので、細かい断層が
出来る。

内面が理想は、鏡面状態なので、塗料で平滑にしている。
塗料が問題で、一般の尺八は漆なのだが・・・・・・・・
せっかく現代的な3D尺八なので、環境問題なども配慮したい。

幾つかテストしていて、現在は水性の塗料を使ってみている。
まだまだ、漆には勝てないけど・・・・

しかし、最終的には塗料は不要と思われる。
3Dのプリントが終わったら、上下をジョイントすれば
名曲を奏でる尺八が・・・・・

凄い時代です。

2015年4月11日土曜日

1尺3寸管

かなり以前に、1尺3寸管を作った。
そのときは、未完状態だったが、先日依頼されて其の中から完成品にした。

吹いてみると案外使いやすい。
DAMのカラオケなどでは、男性の歌に1尺3寸の音がおおい。

また、1尺8寸と半音で5音違いなので、合わせ易い。
2尺3寸でもいいのだが、ちょっと長すぎて・・・・・・

短いので息も楽だし、持ち運びも便利。
小学生もふけるし。

3D尺八の状況

黒田たつあき師匠が3Dプリンタが新しくなったとのこと。
精度が上がって、より一層、設計図に忠実になるようだ。

前回の3D試作品は、内径を測定した結果、入力間違い通りに
キチンと出来ていて(全体が細い)思ったより、鳴る。

たつあき師匠任せでは・・・・・申し訳ないので3Dのソフトを勉強始めた。
我輩は古い人間なので2Dの感覚しかない。
3Dになると一気に難しく感ずる。